日本IBM、データセンターの電力消費および発熱の問題を解決するソリューションの提供を開始

» 2007年03月20日 20時41分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは、データセンターにおける温度分布や気流分布をシミュレーションし、お客様の電力消費および発熱問題を解決する「サーマル・シミュレーション・サービス」を3月20日より提供開始する。期間と費用は電算室の規模により変動するが、最短で2週間、約270万円から。

 同サービスは、顧客の現状のサーバ環境や空調環境を調査し、シミュレーションにより温度や気流の分布を可視化し、サーバの安定稼働の観点から空調環境などの問題点および対策を提案する。さらに、将来、サーバを増設した場合に起こりうる熱問題を回避するための推奨案を報告する。

 同サービスの中核となる熱解析シミュレーションは、IBMがグローバルで活用実績を持つシミュレーションソフトウェアを採用し、ハードウェア製品開発で培った熱解析ノウハウを持つ日本IBM大和研究所のエンジニアが実施。また、温度分布図や気流分布図を基にした考察部分は、データセンターの設計・監理に精通したファシリティ・サービス部門のエンジニアが協同で行うため、短期間で課題に即したシミュレーションが可能となる。

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