キャッツ、福岡に「CATS組込みソフトウェア研究所」を開設

» 2007年04月04日 15時49分 公開
[ITmedia]

 キャッツは、福岡市の福岡知的クラスタ研究所内に、状態遷移表を利用したモデル検査や車載組込みソフトウェアの開発コンサルティング拠点となる「CATS組込みソフトウェア研究所」を開設した。

 同研究所は、システム開発の上流工程(仕様・設計)で重要な、モデルベース開発プロセス、手法の構築、モデル検査、形式検証の研究を進める部門。キャッツの組込み開発向けCASEツールである「ZIPC」などを使用して、モデルベース開発における、状態遷移経路の自動検証/状態遷移表モデル検査サービス(形式仕様)を推進する。また、ソフトウェアの時間制約についてのモデル上での数値証明や形式検証を行う「リソース・スケジューリング」の研究を進めていく計画だ。

 また今後、組み込みシステムやソフトウェア、モバイルコンピューティングなどを研究する九州大学大学院のシステム情報科学研究院 情報工学部門との連携を進めていく。特に、車載情報端末や自動車電装品など車載機器向け組込みソフトウェアの開発コンサルティング拠点となる。

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