NEC、赤外線カメラ用モジュールを発売

» 2007年04月09日 11時49分 公開
[ITmedia]

 NECは4月6日、「非冷却型赤外線カメラモジュールHX0830M1」の販売を開始した。同製品、温度監視や視覚補助用途に有用な8〜14ミクロンの「赤外線」を検知できる高感度の自社製国産の赤外線センサーと、映像処理回路などを付加した小型軽量のモジュール。出荷時期は受注後約3カ月を予定しており、販売目標台数は、月間2000個を見込む。

 同モジュールは、電源および映像出力端子や簡単な操作ボタンなどのインタフェースを接続するだけで動作するため、赤外線カメラメーカーをはじめ、各分野のセットメーカーにおいて、特別な開発を行うことなく赤外線カメラの製品化あるいは組み込みを可能にする。

 NECでは、国内ではじめて、本格的な非冷却型の赤外線撮像センサーの生産工場を、NEC府中事業場およびNEC相模原事業場に開設し、国内量産化体制を軌道に乗せた。さらに、同社は今後、解像度640×480ピクセルの非冷却型赤外線センサーを搭載したモジュールの製品化も予定している。

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