住友電工、Xenによる仮想化でノベルを採用

» 2007年04月16日 14時59分 公開
[ITmedia]

 住友電工は、仮想化ソフトウェアXenを統合したノベルのSUSE Linux Enterprise Serverを用いて有用性の高いプラットフォームのライフサイクルを延長するとともに、リソース利用の効率化によって追加的なハードウェア投資を最小化し、効率的なディザスタリカバリ拠点の構築を行っていることを発表した。

 住友電工では、デュアルコア インテルXeonプロセッサを搭載したハードウェア上でSUSE Linux Enterprise Serverを稼働させ、同社にとって価値のあるアプリケーションを仮想サーバに載せてそのライフサイクルを延長することで、データセンタのリソースを最適化し、業務の効率を高めている。さらにその仮想サーバをコスト効率の高いディザスタリカバリソリューションのバックボーンとして用い、兵庫県伊丹市にある同社のメインデータセンターから神奈川県横浜市のバックアップセンターに対して、仮想化されたソリューションスタックを必要に応じて移行できるようにしている。

 同社ではサーバ仮想化の採用を2006年に決定したが、その理由として、ノベルがオープンソース仮想化ソフトウェアのXenを統合/サポートするSUSE Linux Enterprise Server 10を発売したこと、インテルがCPUレベルで仮想化をサポートする方針を打ち出したことが挙げられる。

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