EMC、VMware事業が好調で増収増益

EMCの1〜3月期決算は、売上高は前年同期比17%増で、15四半期連続の2けた成長。VMwareの売り上げも過去最高を記録した。アジア・日本地域の販売も30%伸びている。

» 2007年04月18日 07時39分 公開
[ITmedia]

 米EMCが4月17日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、VMwareの好調とアジア・日本地域での販売の伸びに支えられ、売上高は前年同期比17%増の29億8000万ドルとなった。同社の売上高は、これで15四半期連続の2けた成長を記録した。

 純利益は、前年同期比15%増の3億1260万ドル。1株当たり純利益は15セントで、同社が進めている自社株買いの結果、前年同期の1株当たり11セントから36%の増加となった。

 部門別では、売り上げの44%を占めるシステム部門が前年同期比6%増、40%を占めるソフトウェアライセンス&メンテナンス部門は同29%増、その他サービス関連も同21%増と、いずれも好調。中でもVMwareが好調で、売上高は同95%増の2億5600万ドルで、過去最高を記録した。

 地域別ではアジア・日本地域が好調で、売上高を前年同期比で30%伸ばした。同社の会長も務めるジョー・トゥッチ社長兼CEOは、1年前に行った同地域での経営陣強化の効果が現れているとし、「アジア・日本地域事業の改善を喜ばしく思う」とコメントしている。

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