エス・エス・ジェイ、新事業方針を発表

統合業務パッケージ、SuperStreamの開発・販売を行っている、エス・エス・ジェイ(以下、SSJ)は4月19日、新事業方針を発表した。

» 2007年04月20日 12時10分 公開
[大西高弘,アイティセレクト編集部]

 2007年2月に代表取締役社長に就任したばかりの竹内 伸氏は、SSJの新事業方針「Great Evolution」における基本方針を次のように説明した。

 「まず『コミュニケーション』の進化。顧客とのコミュニケーションを進化させる。次に『ブランド』の進化。顧客の付加価値向上へつながるブランドへとSuperStreamを進化させる。そして3番目が『グローバル』への進化。グローバル化していく顧客のニーズに対応していく」

エス・エス・ジェイ、竹内 伸社長

 竹内氏は06年度のSuperStreamの新規導入社数が前年度468社に対して318社にとどまったことに関して、「J-SOX法の動向を懸念して新規導入を手控えたユーザーがかなりいたのではと推測している。07年度は380社の新規導入を予測している」と語った。

 同社では今年度より商品企画プロセスの強化を目指し、R&Dを担当する商品企画部を新設する。取締役執行役員で商品企画部部長の長谷川孝至氏は「SuperStreamはIT部門、ユーザー部門で高い評価をいただいているが、最終決定を下す立場の方々にいまひとつアピールが足りない部分があった。プロダクトを再構成しビジネスオリエンテッドな製品群にしていきたい」と語り、マネジメントシステムへの志向を強める方針だ。

 これに関連してパートナービジネスの拡大・強化も掲げており、竹内氏は「これまでもパートナーとの連携策を取り、新規顧客を開拓してきたが、今後はさらにこれまで実績の少ない規模、業種のユーザーへアプローチしていく」と語った。

 SuperStreamは内部統制関連の文書管理ソリューションをすでに3月に販売開始しているが、今後も統合ログ管理や他システムとの連携機能強化といったソリューションを追加販売していく方針だ。その他新リース会計基準に完全対応したソリューションもリリースしていくという。

Copyright© 2010 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ