鹿児島大学、硫黄島と鹿児島市内のWAN最適化にBlue Coat製品を採用

児島大学学術情報基盤センターは、硫黄島と鹿児島大学の郡元キャンパスを結ぶ専用線区間に、WANアプリケーション最適化機能を搭載したブルーコートの「Blue Coat SG」を導入した。

» 2007年04月27日 17時30分 公開
[ITmedia]

 鹿児島大学学術情報基盤センターは、硫黄島(鹿児島県鹿児島郡三島村)と、鹿児島大学の郡元キャンパス(同鹿児島市郡元)を結ぶ1.5Mbps専用線区間に、WANアプリケーション最適化機能(MACH5)を搭載したブルーコートの「Blue Coat SG」を導入した。これにより、同区間のWebアプリケーションや、ストリーミングアプリケーションを含む全TCP通信の最適化を実現するのが狙い。

 鹿児島大学では、以前より、ADSL回線などの直接的インターネットアクセスが未提供となっている県内の島々を対象に、衛星回線経由でのインターネットアクセスや、専用線を使って市内の鹿児島大学までのインフラを構築し、市内経由でのインターネットアクセスを提供するプロジェクト「条件不利地域におけるコミュニティー・ブロードバンドの整備に関する研究」を展開している。

 同プロジェクトでは、回線のランニングコストのほか、回線における往復距離遅延や狭帯域による島からのインターネットへのアクセスに関する実行速度の低下が問題となっていた。

 今回の発表はこれらの問題を改善する目的で実施されたもの。鹿児島大学は今後、衛星回線で市内と接続されている島に対しても同様の環境整備を進めていく予定。

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