運用管理の表ワザ裏ワザ――CA編ゴールデンウィーク!集中講座(1/2 ページ)

ゴールデンウィークの中日ですが、通常どおりオフィスでがんばっている方も多いことでしょう。連休なんて何のその!で仕事に向き合うあなたに、業務をラクにするちょっとしたコツを教えます。

» 2007年05月01日 08時00分 公開
[吉森ゆき/大神企画,ITmedia]

分散したID を集中管理したい

ロールとポリシーを設定しよう

CA Identity Manager(以下:CA IDM)で分散化したIDを集中管理するためには、どのようにすればよいでしょうか。(対象製品:CA Identity Manager)

ロールベースまたはルールベースでID を管理します。今回はロールベースのID管理について紹介します。ロールベースのID 管理とはロール(役割)ごとに権限をグルーピングし、エンドユーザーに割り当てることでID管理を実現する手法です。ロールの中にはさらに各システムへのアクセス権などを含んだ、ポリシー/タスクが割り当てられており、ロールを割り当てるとロールに紐付いたポリシー/タスクが適用されます(図1)。

図1 アイデンティティ管理(プロビジョニングロール例)

プロビジョニングロールの作成

1.CA IDM に管理ユーザーとしてログインします。

2.「プロビジョニングロール」より「プロビジョニングロールの作成」→「新規プロビジョニングロールの作成」ラジオボタンを選択→「OK」をクリックします(画面1)。

画面1 新規プロビジョニングロールの作成

3.プロファイルタブを開き、ロール名などを入力します。

4.ポリシータブを開き、エンドポイントを選択します(今回はActive Directory とSun Java System Directory)。ADSSalesなど、あらかじめ設定してあるポリシーを紐付けます(画面2)

画面2 ロールにポリシーを紐付ける

5.管理者タブを開き、管理者を追加します。管理スコープを指定します(画面3)。組織単位や役職、地域などさまざまなスコープで管理が可能です(今回はEmployee組織内が管理対象です)。

画面3 管理者を設定する

6.所有者タブを開き、「追加」をクリックします。SuperAdminユーザーを所有者に設定します。「場所<ユーザフィルタ>」を選択し、「UserID=SuperAdmin」と記述します。

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