シーゴシステムズ、I/O仮想化コントローラ「VP780」を発表

シーゴシステムズ・ジャパンは、サーバのI/Oリソースの仮想化を実現するI/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780」を発表した。仮想化市場におけるI/O仮想化の重要度が伺える。

» 2007年05月15日 17時44分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 シーゴシステムズ・ジャパンは5月15日、サーバのI/Oリソースの仮想化を実現する専用ハードウェアとなるI/O仮想化コントローラ「Xsigo VP780」を発表した。

Xsigo VP780 Xsigo VP780

 同製品は、多数のサーバのI/Oを1つのハードウェアに集約し仮想化することで、機器間接続(インターコネクト)の配線や運用管理を簡素化し、これにまつわるシステム障害を低減するもの。最大120台のサーバのI/Oリソースを4Uサイズの筐体1台に集約できる。集約・仮想化したI/Oリソースの運用管理やプロビジョニングは、CLI、GUI、あるいは同社が公開するAPIを通じて行うことができる。

 近年注目を集めているサーバの仮想化においては、I/OのQoSを保証することが難しかったが、同社の製品はこれを解消するもの。住商情報システムも先日、同社と代理店契約に向けて最終調整中であるとしており(関連記事参照)、I/Oの仮想化は今後、仮想化市場におけるキーファクターとして位置づけられる見込みが高い。

 製品は、筐体、OS、各種I/Oモジュールで構成され、最小構成時の価格は600万円。製品は同社の販売代理店各社を通じて6月末から出荷予定。

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