コスト削減のために大量にリストラを行った企業は、現場を大事にして社員教育や品質管理を行ってきた企業に比べ、業績が低下している傾向にある。これはITにおいても同様だ。ITを効率化・生産性向上のためだけに使ってはならない。
バブル崩壊後、コスト圧縮を目的としてリストラを大々的に実施した企業は少なくない。その結果、無形のノウハウを持つ人材を喪失。短期的には人材コストの減少が財務諸表の数字を改善したが、安定した経営や新戦力の育成が難しくなり、企業成長を妨げることとなってしまったのである。
では、企業競争力を強化するには何をすべきなのか。まずは「現場力」の回復が必要だ。そして、効率化・生産性向上のためだけに使われてきたITの使い方そのものをとらえ直さなねばならない。ITとは道具にすぎないこと、そして過去のIT投資の失敗点、その教訓を学び直すべきだ。
ここでは、『見える化―強い企業をつくる「見える」仕組み』『現場力を鍛える』などの著作を持つ遠藤功氏のインタビューを掲載している。
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