オラクルとフレームワークス、物流システムで協業

フレームワークス開発のサプライチェーン向けシステム基盤「物流プラットフォーム(仮称)」に日本オラクルの「Oracle Fusion Middleware」が採用された。両社は今後とも、製品の連携や共同セミナーの開催など、積極的に協業を行っていくという。

» 2007年05月22日 00時00分 公開
[横田貴司,ITmedia]

 日本オラクルとフレームワークスは5月21日、物流事業における協業を発表した。今回の協業では、フレームワークスが開発したサプライチェーン向けシステム基盤「物流プラットフォーム(仮称)」にオラクルの「Oracle Fusion Middleware」が採用された。

 フレームワークスでは、物流システム構築における課題として、以下の3つを挙げている。1つは「異なる複数のシステムを一括して結びつけるインフラ」、次に「滞りなくものが流れるための実行処理を行う仕組み」最後に「物流業務を適正評価・コントロールするマネジメント能力の強化」だ。

オラクルとの協業を解説するフレームワークス 執行役員マーケティング本部長 降旗利弥氏

 システム間の連携では「Oracle BPEL」を使用することにより、EAI機能と業務処理プロセスの組み込み、外部アプリケーションの連携、および判断・制御を行う処理ロジックの組み込み、条件分岐の制御などを行う。プロセスの監視には「Oracle BAM」が用いられ、複数プロセスのリアルタイムな把握に加えてアラートの管理も行う。また、物流全体の情報を収集、蓄積、分析は「Oracle Database」と「Oracle BI」によって実現される。

 フレームワークスは、物流プラットフォーム(仮称)の実運用を目指した開発を行っていく。製品としては10月の完成が予定されている。また今後は「Oracle Applications」との連携、共同セミナーの開催など、両社の積極的な協業を行っていくという。

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