SAS、パフォーマンス・マネジメントの最新版を発表SAS Forum 2007 Stockholm レポート

米SAS Instituteは、同社の主力ソリューションのパフォーマンス・マネジメントを強化した。

» 2007年05月23日 18時12分 公開
[ITmedia]

 米SAS Instituteは5月22日、スウェーデン・ストックフォルムで開催中のSAS Forum 2007において、同社の主力ソリューションのパフォーマンス・マネジメントを強化したと発表した。パフォーマンス・マネジメントは、SAS Financial Management、SAS Human Capital Management、SAS Strategic Performance Managementの3ソリューションによるスイート製品。

 財務計画、予算管理、レポーティングの精度・妥当性・適時性を改善するSAS Financial Managementは最新版となり、SASが特許を保有する演算処理エンジンによって、データ入力や財務レポートの更新をこれまで以上に迅速にできるようになった。組織再編や買収、あるいは会計の方針転換による変更も自動的に反映する。これにより、全社的に最新情報をタイムリーに共有でき、協業や意思決定の質を高められるという。

 全社的な労働力の見通しや人的資本のスコアカード機能/予測分析を提供するSAS Human Capital Managementもアップデートされ、従業員のコンピテンシー、能力、教育の分析に一層役立てられるという。また、SAS Strategic Performance Managementの最新版では、これまでに比べて格段に抑えた労力で大規模のスコアカード・アプリケーションを作成・管理することができるようになった。バッチ機能が新しくなり、より迅速に新モデルの作成/既存モデルのアップデートをできるという。

 SASによると、パフォーマンス・マネジメントは経営層から現場に至る組織内のすべての階層でニーズが活性化している。そして、そのパフォーマンス・マネジメントを実行する上で、ビジネス・インテリジェンスや分析系ソフトウェアの利活用がカギを握るという。パフォーマンス・マネジメントはすでに、オーストリアのウィーン市や米土地管理局などで導入・活用され、高い評価を得ている。

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