ビジネスオブジェクツ、Ajax使ったWebベースOLAPツールを提供

日本ビジネスオブジェクツは、BIプラットフォームのマイナーバージョンアップ「BusinessObjects XI Release 2 Productivity Pack」を発表した。多様なデータソースからOLAPデータを収集して閲覧できるWebベースのワークスペースを新搭載した。

» 2007年05月23日 20時15分 公開
[堀哲也,ITmedia]

 日本ビジネスオブジェクツは5月23日、BI(ビジネスインテリジェンス)プラットフォームのマイナーバージョンアップにあたる「BusinessObjects XI Release 2 Productivity Pack」を発表した。多様なデータソースからOLAPデータを収集して閲覧できるWebベースのワークスペース「BusinessObjects Voyager」を新たに搭載。同社製品上のBIコンテンツの情報検索性を高めたほか、Microsoft Officeとの連携を強化などを図った。

 新たに追加されたBusinessObjects Voyagerは、高度な分析を必要とするアナリスト向けのOLAPフロントエンド。Ajaxを活用したWebアプリケーションとなっているため、Webベースであっても直感的な操作を行える。これまで同社は「Crystal Reports」「Web Intelligence」といったレポーティングツールを提供していたが、これを使うことで高度な分析を行いたいアナリストでもWebベースで分析・閲覧が可能になる。

BusinessObjects Voyager 「BusinessObjects Voyager」

 またキーワード検索の機能を強化し、検索結果を絞り込めるほか、情報がヒットしない場合には入力したキーワードから新しいクエリーを自動的に生成され、新たにBIドキュメントを作成することもできる。

 Microsoft Officeとの連携も強化し、Officeソフトをフロントエンドにして、クエリーを作成したり、新たにWeb IntelligenceのレポートパーツをOfficeに取り込むことが可能になった。

 そのほか、同社製品のデータソース統合レイヤであるユニバースベースのクエリーをWebサービスとして公開する「Query sa a Web Service」機能なども備えた。

 Release 2 Productivety Packは5月2日から提供されており、BusinessObjects XIの顧客は無償でアップデートできる。

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