NTTコムがマンション向け光サービスを料金改定、最大約262円の値上げ

NTTコミュニケーションズは9月より、マンション向け光インターネット接続サービスの月額利用料金を改定する。この改定によって、最大262.5円の値上げとなる。

» 2007年05月28日 12時40分 公開
[ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は5月25日、光ファイバによる集合住宅向けインターネット接続サービス「OCN 光 with フレッツ マンション」およびOCN 光「Bフレッツ」/「フレッツ・光プレミアム」マンションタイプの月額料金を9月から改定すると発表した。改定によって「マンション・プラン」が最大262.5円の値上げになる。同社は料金改定の理由を「技術の向上で戸建て向けとの速度差がほとんどなくなったため」としている。

 OCN 光 with フレッツ マンションは、NTTコムがマンションなどの集合住宅向けにインターネット接続環境およびアクセス回線を提供するサービス。従来、戸建て向けの光接続サービスに比較して回線速度が遅く、低めの料金を設定してきた。だが、近年の光回線における技術の進歩により回線速度が向上、戸建て向けとほぼ同等の速度が得られるようになったの同時に、通信量が増大したことで今後バックボーン設備の増強が必要になり、料金改定に踏み切った。

 NTT東日本エリアの料金改定では、マンション・プラン1が現行の月額3780円から262.5円の値上げで4042.5円に、マンション・プラン2も3360円から同額の値上げで3622.5円となる。「マンション・ミニ」は4410円で据え置かれる。また、西日本エリアでは、マンション・プラン1(光プレミアム)が115.5円値上げの3780円、マンション・プラン2(光プレミアム)が168円値上げの3360円となる(いずれも税込み)。このほか、月額の請求金額には100Mbps VDSL装置などの機器利用料がそれぞれ加算される。

 また、インターネット接続とアクセス回線のサービスをNTTコムおよびNTT東西とで別々に契約するOCN 光 Bフレッツ/フレッツ・光プレミアムでは、今回の改定により一律の997.5円の料金になる。通常サービスとIP電話サービスを同時契約する「ドットフォン(IP電話)付プラン」の現行料金735円からは262.5円の値上げとなるが、通常料金の2079円、「マイラインセット割引」の1974円からは1000円前後の値下げとなる。

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