MS、LinuxディストリビューターのXandrosと提携

MicrosoftとXandrosが、MSのソフトとLinuxオープンソースとの間で相互運用性を持たせることで合意した。

» 2007年06月05日 08時37分 公開
[ITmedia]

 米MicrosoftとLinuxディストリビューターの米Xandrosは6月4日、Microsoftソフトと商用オープンソースに相互運用性を持たせることで合意した。WindowsとLinuxの混在環境を持つ顧客が、より効率よくシステムを管理できるようなソリューションを提供するのが狙い。

 両社は今後5年間、主に5つの目標達成を主眼として掲げていく。

 第1は、システム管理の相互運用性。異種混在環境における運用コストの削減を目指す。両社は次世代Microsoft System CenterとXandros Systems Management製品を併用することが可能な管理機能を提供していく。第2はサーバの相互運用性。XandrosはMicrosoftのサーバコミュニケーションプロトコルのライセンス供与を受ける。Xandrosはネットワーク設定でWindows Serverとスムーズに相互運用できるように、Xandros Serverの拡張機能を開発する。

 第3はオフィス文書の互換性。Xandrosは、Open XMLとOpen Document Formatで保管された文書が互換性を持てるよう、オープンソーストランスレータの開発でMicrosoftと協力する。Xandrosは今後リリースするXandros Desktopとともにトランスレータを提供する計画。

 第4は知的財産の保証。MicrosoftはXandrosの顧客による同社の特許の使用を認める。第5はMicrosoftによる販売、マーケティング支援。MicrosoftはXandros ServerとDesktopを、推奨Linuxと位置付け、サポートしていく。

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