業務プロセスを結びつける「Adobe LiveCycle Enterprise Suite」発表

企業と行政機関、そして顧客や市民、パートナーとに関わる業務プロセスを自動化するソリューションを発表。

» 2007年06月05日 16時05分 公開
[ITmedia]

 Adobe Systemsは、企業や行政機関と顧客や市民などに関わるプロセスを自動化するソフトウェア統合ファミリー製品Adobe LiveCycleの新バージョン「Adobe LiveCycle Enterprise Suite(ES)」を発表した。

 Adobe FlexやPDF、Flashの技術を統合し、組織内外の人々やワークフローをより結びつけることを特徴とする。

 リッチなコンテンツおよびプラットフォームをベースとすることにより、セキュアな環境と効果的なユーザインタフェースの実現が可能となる。

 欧州のヘルスケア業界向けデータサービス企業であるCegedim社の最高情報責任者ディディエ フルーリ氏は、次のように述べている。

 「当社は、社内プロセスおよび顧客向けサイトと連動するプロセスのいずれにも、複数の人間が関わり、社内外で書類を閲覧、承認する業務が発生しています。Adobe LiveCycle ESを使うことにより、バックエンドの基幹システムやワークフローを、従業員やパートナー、顧客が実際に接するフロントエンドのプロセスに、簡単に統合することができるようになります。
 ワークフローが自動化され、安全性が高まれば、当社の事業効率が向上するばかりでなく、各プロセスの管理を確実に行うことができるため、コンプライアンス遵守の面でも大きなメリットがあります。
 当社はすでにAdobe LiveCycle ESのベータ版を導入しており、その高い効果を実証しています。製品版が導入された際には、社内外に広がる当社の業務効率がさらに向上されることでしょう」

 なお、日本語版製品の出荷予定は2007年夏となる。

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