IPベースのサービスと統合可能なSIP対応IVRシステムを提供、日本アバイア

日本アバイアはIPネットワークと統合可能なSIP対応の自動音声応答システムの提供を開始した。

» 2007年06月05日 21時20分 公開
[ITmedia]

 日本アバイアは6月5日、従来のH.323に加えてSIPに対応したコンタクトセンターおよび企業向け自動音声応答(IVR)システム「Avaya Voice Portal 4.0」の提供を開始した。

 Avaya Voice Portal 4.0は、新たにSIPにも対応したことで、既存の電話システムと企業内のIPネットワークの統合が可能になり、安価なコミュニケーションインフラの構築や運用コストを削減できる。また、動画などのマルチメディアデータやビジネスアプリケーションとの連携にも優れている。

 これにより、電話とWebを利用した顧客からの問い合わせに対して一貫性のあるサービスを提供できるようになる。例えば、顧客が音声で商品などの情報を検索できるボイスポータルサービスや携帯電話に動画を送信するIVVR(Interactive Voice and Video Response)などの仕組みを開発できるという。

 このほか、Voice Portal 4.0は、マルチサイト管理やセキュリティ機能の強化、アウトバウンドWebサービスをサポートする。1システム当たり最大2000ポートをサポートできるため、拡張性も向上した。2007年秋頃をメドに最新の音声認識アプリケーション「Nuance 9」にも対応を予定する。

 日本アバイアは、Solaris環境向けのIVRシステムの最新版「Avaya Interactive Response 3.0」とIVRの開発ツールの最新版「Dialog Designer4.0」も合わせてリリースした。

 Interactive Response 3.0は、Sun Microsystemsのサーバ「SunFire v245」に対応し、パフォーマンスが向上した。Voice Portal 4.0と同時期に音声認識アプリケーション「Nuance 9」への対応を予定する。また、Dialog Designer4.0はSIPに対応し、アバイアの開発支援プログラム「DeveloperConnection」のメンバー企業であれば、無償でダウンロード入手できる。

この記事の関連キーワード

コールセンター | IP電話 | VoIP | Webサービス


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ