NHK、地デジで災害情報を配信わが社のビジネス継続性を確立する!

NHKは地デジのデータ放送による防災情報の配信を開始する

» 2007年06月08日 07時00分 公開
[ITmedia]

 NHKは6月7日、岐阜放送局と京都放送局の地上デジタルのデータ放送を用い、地域住民に河川災害の防災情報を配信するサービスを発表した。

 このサービスは、自治体とNHK、地域民放局が協力し、情報公開サーバーを構築することで実現したという。岐阜および京都在住の視聴者は、地上デジタル対応テレビのリモコンで「d」ボタンを押すことで、避難指示・勧告、災害対策本部の設置状況をはじめ、地域を流れる河川の水位情報などを、ほぼリアルタイムで確認できる。

 すでに岐阜放送局で5月14日、京都放送局では5月28日よりサービスは稼動しているが、基本的に、河川災害の発生していない平時のデータ放送は行われない。ただし京都放送局に限り、河川情報を平時より放送する。

データ放送サンプル画面(京都放送局)。近隣河川の増水状況を直感的に把握できる

 なおNHKによると、愛知県や岡山県でも、地上デジタル放送を利用した防災情報公開の仕組みづくりの検討が進んでいるという。

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