「会議」をキーワードに効率化を支援、ネオジャパンがグループウェア新版

ネオジャパンは、Webベースのグループウェアの新バージョン「desknet's Version6」をリリースした。

» 2007年06月11日 17時40分 公開
[ITmedia]

 ネオジャパンは6月11日、Webベースのグループウェアの新バージョン「desknet's Version6」をリリースした。複数の機能にまたがる「ジョブ」概念を取り込み、会議のスムーズな開催を支援する機能がサポートされている。

 desknet'sは、スケジュールや設備予約、回覧板、文書管理、ワークフローといった機能をWebベースで提供するグループウェア製品。標準で23機能が提供されること、社内だけでなく自宅や外出先などからも利用できることなどが特徴だ。

 新バージョンではこうした縦割り型の機能を増やす代わりに、複数の機能にまたがって会議や打ち合わせをスムーズに行えるよう支援する「議事録」機能が追加された。

 同社の顧客ヒアリングによると、desknet'sの利用法として最も多かったのが「会議」にまつわるものだったという。具体的には、スケジュール機能を用いて会議の予定を入れ、回覧板やインフォメーションによって会議決定事項を告知、確認し、ToDoで決定事項の実行を確認するといった具合だ。

 Version6ではこれを踏まえ、会議という業務の流れに沿った形で各機能をスムーズに活用できるようにした。会議前にはToDoや回覧板などを用いて「会議の目的・議題の明確化」を支援するとともに、事前に準備すべき文書をタスク化。開催当日は議事録機能によって「会議の内容を文書化」する。さらに、スケジュールやToDo、回覧板などで決定事項の「情報共有」を図るとともに、文書管理機能によっていつでも議事録を閲覧できるようにする。

desknet's Version6で追加された議事録の画面

 同社は、会社員の時間の少なからぬ部分が会議や打ち合わせに費やされていると指摘。議事録機能によって、貴重な時間が当てられている会議の無駄をなくし、情報共有を支援していきたいとしている。今後も、ただ個人が便利になるだけでなく、グループによる共同作業を支援するための横串的機能を強化していく方針だ。

 Version6ではほかに、スケジュール機能と「Google Maps」の連携機能が加わったほか、ポータル機能の改善、スケジュール/設備予約の登録時間表示といった機能が加えられている。登録時間の表示や議事録の文書管理では、社員がどういった作業を行ったかという記録を残すことができ、内部統制につながるという。「グループウェアを見ることで、その会社の企業活動が見えるようになるという形で内部統制強化を支援したい」(同社)

 desknet's Version6の価格は、5ユーザーライセンスが4万1790円から。既存ユーザーには無償でアップデートが提供される。

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