フローベースのトラフィック分析アプライアンス――ネットワンシステムズ

ネットワンシステムズは、米ARBOR Networksのトラフィック分析アプライアンス「PeakflowSP」の販売を開始した。

» 2007年06月21日 15時22分 公開
[ITmedia]

 ネットワンシステムズは、国内代理店契約を結んだ米ARBOR Networksのトラフィック分析アプライアンス「PeakflowSP」の販売を6月より開始した。

 インターネット上のトラフィックが増大し、多様化する中で、バックボーンネットワークにおけるトラフィック管理にも全体的かつ多角的な手法が求められている。PeakflowSPは、ネットワーク機器のフロー情報を基にしたトラフィック全体の傾向分析が行える。

 PeakflowSPでは、ルータやスイッチが持つsFlow、Netflowによるフロー情報を収集して、その中にあるTCP/UDPポート番号、パケット長などとサービスをひも付けたサービスレベルのトラフィック傾向分析が可能。BGPのルーティングテーブルの参照によるトラフィック傾向も把握でき、通信事業者やISPのピアリング分析に役立つ。

 また、正常時のトラフィック傾向を装置内を学習することで、DDoS(分散型サービス妨害)のような異常なトラフィックが発生したときに自動的に検知してアラートを通知することができる。

 価格は1239万3000円から。同社は、PeakflowSPを大規模SI事業者やコンテンツプロバイダー、通信事業者を対象に、初年度で20システムの販売を見込む。

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