日本IBM、SOA化を支援するサービス3種類を発表

日本IBMは、企業のSOA環境への移行を支援するインフラストラクチャコンサルティング、およびSOA環境の設計/導入を支援する3種類のサービスを発表した。

» 2007年07月11日 15時44分 公開
[ITmedia]

 日本IBMは7月11日、企業のSOA環境への移行を支援するインフラストラクチャコンサルティング、およびSOA環境の設計/導入を支援するサービスを発表した。同サービスは8月1日から提供を開始する。

 発表されたサービスは3種類で、顧客がSOA環境の導入においてどのフェーズにあるかでスタート位置が変わる。

 「IBM SOAインフラストラクチャ・コンサルティング・サービス - インフラストラクチャ・ストラテジー&プランニング・ワークショップ」は、同社のコンサルタントが顧客企業内で3日間のワークショップを開催、そこで得られた成果をSOAシステムへの移行計画の優先順位および対応期間を記載した「インフラストラクチャロードマップ」として提出するもの。IBM独自の手法であるCIR(Component Infrastructure Roadmap)を活用したコンサルティングサービスで、同サービスを用いない場合と比べると3倍程度の効率化が可能になるとしている。サービス料金は約300万円から。

 2つ目の「IBM SOA インフラストラクチャ・コンサルティング・サービス - インフラストラクチャ・レディネス」は、上述のサービスなどを通じてすでにSOA化の具体的な計画を持つ顧客に向けたコンサルティングサービスで、SOAの実践的な展開を支援するもの。SOA化を確実に推進するためのステップを明確化したロードマップを提示するのが同サービスの目的となる。価格は個別見積もり。

 そして、実装のためのサービスとして用意されているのが、「IBM WebSphere DataPower SOAアプライアンス設計構築支援サービス」。同サービスでは、SOAの通信基盤としてIBMのミドルウェア製品「IBM WebSphere DataPower SOAアプライアンス」を、ITインフラに組み込むための設計から実装までをトータルソリューションとして提供する。平均的な規模で約6週間から8週間で導入が完了する。価格は個別見積もり。

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