住商、サイボウズと並びフィードパスの筆頭株主へ

フィードパスは、住友商事、サイボウズなどを引き受け先とする第三者割当増資の実施を決定した。これにより、これまでフィードパスの一般株主であった住友商事が、サイボウズと並ぶ35.1%の株を所有し、筆頭株主となる。

» 2007年07月13日 15時53分 公開
[ITmedia]

 フィードパスは7月13日、同日開催した取締役会において、住友商事、サイボウズなどを引き受け先とする第三者割当増資の実施を決議した。これにより、これまでフィードパスの一般株主であった住友商事が、サイボウズと並ぶ35.1%の株を所有し、筆頭株主となる。併せて、フィードパスはサイボウズの連結子会社から持分法適用会社に変更となる。

 現在フィードパスは、コンシューマー向けにWeb型フィードリーダー「feedpath Rabbit」、企業向けには、「feedpath Zebra」のほか、サイボウズ製「サイボウズ Office 6」「サイボウズ デヂエ」をSaaS型で提供している。「feedpath Zebra」は、住友商事が米国で戦略投資し、日本市場における総事業化権を持つ米国Zimbra社製品をベースにしたもの。

 フィードパスでは、今後、急速な市場拡大が見込まれる中小企業向けSaaS事業を、拡大する方針だが、そのために、先端的なWeb 2.0系新規ソリューションビジネスモデルの開拓と、国内の幅広い営業/顧客基盤が必要と判断し、住友商事との関係強化のため今回の決定に至った。

 住友商事は今後、取締役と従業員をフィードパスに派遣し、経営・営業力を強化するとともに、新規Web 2.0サービスの開発を積極的に進める意向。

関連キーワード

サイボウズ | フィードパス | SaaS | 投資 | Web2.0


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ