日本HP、機器の障害を見える化するIPマルチキャスト製品を発表

日本HPは、ネットワーク管理ソフトに、障害の監視や性能管理ができるIPマルチキャスト対応の製品を追加すると発表した。

» 2007年07月23日 19時26分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は7月23日、ネットワーク機器の稼働状況や障害検出などができるネットワーク管理ソフト「Network Node Manager(NNM)」に、機器の障害情報などを視覚的に監視/分析するIPマルチキャスト対応製品「HP Network Node Manager Smart Plug-in for IP Multicast 3.1(NNM SPI for IP Multicast 3.1)」を追加すると発表した。

 NNM SPI for IP Multicast 3.1は、ルータやスイッチといったIPマルチキャスト対応製品を検出し、障害を視覚的に表すソフトウェア。障害が発生した個所などの経路を色の変化で描く「自動ディスカバリ機能」や、同一データを複数の宛先へ配信するソースと宛先をグループ化したIPマルチキャストグループ全体を表示し、現在どのソースがどこにデータを配信しているかを把握する「配信フロー表示機能」を備えている。

 また、IPマルチキャストのプロトコルエラーやトラフィック量の過多による遅延などをその場で分析し、対処法をトラフィックレポートで示す「RCA(Root Cause Analysis)機能」や、IPマルチキャストグループごとのトラフィック状況を表示する「トラフィックモニタリング機能」などを備えている。将来的な設計変更にも対応するという。

 価格は1ライセンス当たり278万4600円で、7月28日から出荷する。

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