日本SGI、日立製品を取り入れたオールインワンNASパッケージを発表

日本SGIは、米ONStorのNASヘッド製品「ONStor NAS Gateway」に、日立製のディスクアレイサブシステムをインテグレートし、オールインワンモデルとしてパッケージ化した「Data Management Center」を発表した。

» 2007年07月24日 15時59分 公開
[ITmedia]

 日本SGIは7月24日、同社が国内販売代理店である米ONStorのNASヘッド製品「ONStor NAS Gateway」に、日立製のディスクアレイサブシステムをインテグレートし、オールインワンモデルとしてパッケージ化した「Data Management Center」を発表した。

 日本SGIはHPC(High Performance Computing)分野におけるストレージシステムの提供で日立と販売提携を行なっているが、今回は、こうした実績をベースに、ONStorのNASヘッド製品と日立製のストレージ製品を組み合わせて稼働検証した上で提供する。

 NASヘッド製品は本来ストレージアレイ製品を柔軟に選択できるのが強みの1つではあるが、Data Management Centerではストレージ製品を高い信頼性を持つ日立製に絞ったことで、ミッションクリティカルな領域での利用も可能にしている。なお、日本SGIはすでにONStorのNASヘッドにディスク装置をバンドルした製品として「ONStor Pantera」を発売しているが、今回のData Management Centerはこの上位に位置する製品となる。

 Data Management Centerは、エントリーモデルの「DMC-1000シリーズ」からベーシックモデルの「DMC-5000シリーズ」、パフォーマンスモデルの「DMC-7000シリーズ」、ハイエンドモデルの「DMC-9000シリーズ」の4モデルが用意される。Disk to Diskの自動バックアップやSnapshotなど専用ソフトウェアも標準で搭載するほか、1つのシステムにパフォーマンス重視のファイバチャネルドライブ、キャパシティ重視のSATAドライブを混載可能で、2階層のストレージシステムを運用できる。

 価格は、DMC-1000の1515万9480円からDMC-9000シリーズの4839万6810円まで。

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