日本アルカテル・ルーセントは、大規模IP網でのルーティングを監視するIP/MPLS統合管理ツールを通信事業者向けに発売する。
日本アルカテル・ルーセントは7月25日、大規模IPネットワーク網でのルーティング品質の向上を目的としたIP/MPLS統合管理ツール「5650 Control Plane Assurance Manager(CPAM)」を8月から発売すると発表した。
固定や移動体の通信事業者では、次世代ネットワーク(NGN)の構築に向けてネットワークのIP化を進めているが、ルーティング構成の誤りやルーティングを監視・検証するためのツールの不足が原因となってサービス障害のリスクが高まっているほか、専門知識を持った人材も不足していることが課題になっている。
5650 CPAMは、IPネットワークのルーティングを監視することにより、サービス障害リスクの解消や効率的な監視体制を実現するネットワーク統合管理ツール。ルーティング状態をリアルタイムに可視化する「7701 CPAA」をネットワーク内に配置することで、5650 CPAMはネットワークの複雑な構成情報やルータ間のイベントを記録し、リンクやルータの異常によるネットワーク状態の遷移を把握することができるという。
5650 CPAMとネットワーク管理ソリューション「5620 SAM」を連携させることで、ルーティングの構成を検証するとともにサービスやMPLS(Multi-Protocol Label Switching)インフラの拡張に伴うトラブルシューティングの負担を解消できるとしている。
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