Asianuxコンソーシアムにベトナム科学技術省が協力

ミラクル・リナックス、Red Flag Software、Haansoftの3社が設立したAsianuxコンソーシアムが、ベトナムにおけるOSSの推進のため、ベトナム科学技術省と覚書を交わしたことを明らかにした。

» 2007年07月27日 17時21分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 ミラクル・リナックス、Red Flag Software、Haansoftの3社が設立したAsianuxコンソーシアムは7月27日、ベトナム科学技術省と同国におけるLinuxおよびオープンソースソフトウェア(OSS)を推進するための覚書に署名した。

 同覚書の条件に記された協力の範囲は、MOSTがAsianuxアドバイザリーボードとその活動に加わり、MOSTの支援の下、同コンソーシアム4番目のメンバーとなるベトナム企業の参加を支援することが含まれる。このベトナム企業は「Asianux Server 3」のリリース前には発表される見込みで、9月上旬に開催されるLinuxWorld Chinaで発表されると見られる。

 また、MOSTとAsianuxコンソーシアムは共同で「Asianux技術センター」をベトナムに設立する。同センターでは、技術トレーニングとサポート、最新技術のデモ、ISVへの移行サービスなどを提供する予定。

 ベトナム首相は2004年に、「2004〜2008年のベトナムにおけるオープンソースソフトウェアの適用と開発」というマスタープランを発表するなど、OSSの推進に積極的な政策を打ち出している。その中でMOSTは、MOSTは、省庁、政府機関、省人民委員会および主要都市を調整し、プロジェクトの実施を取りまとめる責任を負っている。

 Asianuxコンソーシアムは、今年度中にあと2社を招請する計画であるとしている。

関連キーワード

ブランド戦略 | Linux | オープンソース | OSS


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ