オリックスは富士通のネットワークやPLMサービス利用した「フレックスオフィス」制度を導入。在宅勤務や外出先で業務を行う社員が500人を突破した。
オリックスと富士通は9月4日、在宅や外出先で会社支給のPCによる業務を認める「フレックスオフィス」制度の利用者が500人を突破したと発表した。富士通は同制度向けにネットワークやPLMのサービスを提供している。
オリックスでは、1970年代から多用な勤務形態の利用を推進しており、これまで女性総合職や営業経験のある幹部社員が在宅勤務などを行ってきたという。同社ではさらなる利用拡大に向け、2006年10月に社員3000人を対象としたフレックスオフィス制度を導入。富士通では、2007年1月からオリックスへネットワークサービス「FENICS」、PCやモバイル機器のライフサイクルマネージメントサービス「PC-CLM」「Mobile-CLM」を提供している。
在宅勤務では、法務や不動産鑑定などを担当する管理部門の52人が育児・介護のために同制度を利用している。会社支給のPCで自宅のインターネット回線からFENIC経由で社内ネットワークに接続し、業務を行っているという。また、営業部門では432人がモバイルPCを利用して自席以外の環境で業務を行っているほか、社員が所属以外の事業所で業務を行う「ドロップオフィス」用のPC端末が9拠点に25席設置されている。
PC-LCMは、PCやネットワーク、セキュリティ管理、機器の運用管理、回収、ヘルプデスク、サポートまでをワンストップで提供。Mobile-LCMではリモートアクセス環境の運用管理サービスを提供しており、両サービスを組み合わせることで社外から社内ネットワークへアクセスする際のセキュアな環境の構築や端末の一括管理、内部統制への対応強化が図られるという。
富士通では約20社の企業へPC-CLM、Mobile-CLMサービスを提供している。
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