sf.jpで運営しているプロジェクトの場合、メンバーの追加はプロジェクト管理者が行うことになります。まず、プロジェクトメニューの「プロジェクト管理」を選択し、プロジェクト管理サマリページを表示させます。このページの右側の「メンバーの追加」のところ、「ログイン名」のボックスに、追加したいユーザーのログイン名を入力し「メンバー追加」をクリックします。すると、そのユーザーがプロジェクトメンバーに追加され、そのユーザーの権限を設定する画面になります。
メンバーを加えた後のページで、そのユーザーに与える権限を指定します(画面3)。このページは、プロジェクトメニューから「プロジェクト管理」-「メンバー権限の設定」から、設定したいメンバーを選択して出すこともできます。
各設定項目の詳細は以下のとおりです。
プロジェクト内で、どのような役割・仕事をするかを指定します。ここで指定した値によって、sf.jpの振る舞いが変わることはありません。例えば、役割を「Project Manager」にしても、実際にプロジェクト管理権限が与えられるわけではありません。あくまでも指標であると考えてください。
このチェックボックスをチェックすると、そのユーザーはプロジェクト管理者としての権限を持つことになります。前項で書いたように、プロジェクトの設定など、プロジェクトに関するすべての権限を持つことになります。
このチェックボックスをチェックすると、そのユーザーはファイルをリリースできるようになります。プロジェクト管理者は、リリース責任者になっていなくても、ファイルリリースが可能です。
トラッキングの管理権限に関する項目です。「Admin」だと、新規トラッキング項目を作成できます。sf.jpでは、「Technician」に特別の意味はありません。それ以外の権限は、各トラッキング項目ごとに設定するようになっています。
タスクマネジャーの管理権限に関する項目です。「Admin」だと、サブプロジェクトの追加をしたり、タスクの追加や変更をしたりできます。この権限を持たないプロジェクトメンバーは、タスクを見たり、割り当てられたりすることしかできません。
フォーラムの管理権限に関する項目です。「Moderator」だと、フォーラムの設定を変更や、新規フォーラムの作成、フォーラムのメッセージの削除が行えます。
文書管理システムの管理権限に関する項目です。「Editor」だと、文書管理カテゴリの追加や変更、各文書の編集ができます。Editor権限がなくても、新規文書の登録はできます。ただし、その場合はEditor権限を持つユーザーが承認しないと、正式に登録されません。
これらの項目を設定し、「開発者の権限を更新」をクリックすると、その開発者に設定した権限が与えられます。
新規に加えたユーザーは、ほとんど何の権限も持っていません。ソースコードに開発者としてアクセスできたり、シェルサーバ上の各プロジェクト向けのディレクトリに書き込めたりするだけです。そこで例えば、ただの開発者としての権限を与えるだけなら、「ユーザーを以下のトラッキングに加える」ですべてのトラッキングにそのユーザーを加え、「Tech & Admin」にしておけばいいでしょう。こうすると、バグなどのトラッキングアイテムの操作ができるようになります。また、「プロジェクトでの役割」は「Developer」でよいでしょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.