スキル・キャリアアップの機会はたくさんある。それを逃すな!ITmedia×トランスコスモス特別企画

売り手市場が続く、IT業界の転職動向。そんな状況だからこそ、企業が求めるスキルやキャリアを磨くことは、自身の市場価値をより高めるうえで重要となる。特に大切なのが仕事をする環境ではないだろうか。研修体制、手がけるプロジェクトの規模、またより上流工程に携わることができるかなど、そのポイントは様々だ。そこで、今回はIT関連で幅広いサービスを展開するトランスコスモスの4つの部門に、具体的な業務内容や求めている人材像などについて聞いた。

» 2007年10月10日 10時00分 公開
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「サービスを世に出すというやりがいがある。会社を利用するくらいの気持ちで取り組んで」

 ビジネスプロセスソリューションサービス本部(以下、BPSサービス本部)では、金融機関などを主なターゲットとしたアウトソーシング事業を提供している。

 具体的には、クレジット申込書などのデータ入力を行うのだが、単なるデータエントリーではない。トランスコスモスが独自に開発したシステムを用いたASP型サービスとなっており、郵政公社と提携した専用便による書類授受の段階から、さまざまな処理のステータスを一元管理しているのが大きな特徴だ。特に個人情報保護に重点を置き、書類のトレーサビリティを実現している。

 データエントリーサービスはトランスコスモス設立以来の伝統ある事業だが、そこに個人情報保護という付加価値を加え、高度に発展させた提案型の新たなビジネスを確立したのである。

photo ビジネスプロセスソリューションサービス本部 システム統括部 統括部長代理 坪内孝氏

 「システム開発から運用、そしてデータエントリーや営業まで、全てを自社で持っているのが我々の強みです。BPSサービス本部は、もともと2004年9月に戦略子会社として設立され、2006年4月に本部化されたばかり。まだ小さく、当社の中で最も若い本部ですから、ビジネス全体にスピード感がありますね」と語るのは、BPSサービス本部 システム統括部 統括部長代理の坪内孝氏。このサービスの立役者だ。

 BPSサービス本部では、プログラマーやSEから、運用オペレーター、マネジャーまで、自前のシステムに関わるさまざまな人材が必要とされている。

 「設計・構築から運用に至るまで、システムのライフサイクル全体を自社内で行っており、運用/開発の相互に人的な交流があります。また、プラットフォームに関しても、一通り揃っています。ですから、技術者にとっては幅広いキャリアで勉強することができる環境と言えるでしょう」(坪内氏)

 また、若い本部ではあるが、ASP型ビジネスモデルゆえに、事業が軌道に乗ってきた現在では安定した成長が見込まれるという点も、技術者にとって大きなポイントだ。

 「顧客は、ほとんどが大手企業です。例えば、ファーストユーザーとして株式会社ジャックス様のアウトソーシングを受託して以来、多くのクレジットカード会社と取引をしています。株式会社オリエントコーポレーション様とともに新たに開発した電子申込システムでは、紙をまったく使わずにタブレット型端末で入力するという仕組みを実現しました。また、2008年からスタートする『taspoシステム』(たばこ自動販売機成人識別システム)の業務も受注しています。安定した成長が見込めるということは、投資計画が立てやすいということになります。ですから、一般の企業に比べればシステム投資の比率はかなり高いですね。また、顧客次第で仕事が左右されがちなSIerとは違い、我々には常に業務があります。自社で新しいサービスを作り、それを世に出していくのは、やりがいのある仕事だと思いますよ」(坪内氏)

 坪内氏は、コミュニケーション能力や、ビジネス視点で物事を考えられる人材を特に求めているという。

 「コーディングなど専門的な作業ならオフショア先でも可能です。しかし、BPSサービス本部では、いろいろな立場の人たちが働いており、その中ではコミュニケーションの能力やビジネス全体を見る観点が欠かせません。逆に、本部内の風通しの良い雰囲気作りには気を配っていますので、いろいろとモノを言える環境でもあります。また、OJTを中心としたスキルアップの手段もいろいろと用意しています。意欲があれば、いくらでも勉強できるはずです。会社を利用してステップアップするんだ、というくらいの意気込みで来てください」(坪内氏)


「モノ作りの現場は挑戦の連続。向上心を持ち貪欲にスキルアップしてほしい」

 エンジニアリングソリューション事業本部(以下、ES事業本部)は、モノ作り現場での設計支援を中心としたビジネスを展開している。顧客の業種は幅広く、自動車メーカーや自動車部品メーカー、家電や航空機、建築関連に至るまで、さまざまな分野の技術者が求められている。特に自動車業界に強く、国内ほぼ全ての自動車メーカーに関わっているという。現在、ES事業本部に所属するエンジニアは約1200名。そのうち900名あまりが自動車/輸送機器系の業界に関わっている。

photo エンジニアリングソリューション事業本部 マネジャー 笠松修次氏

 「自動車関連は部品点数も多いために裾野が広いですし、携わるプロジェクト規模も大きくなる為、特に多くのエンジニアが必要とされています。メーカーの製品開発現場では、開発業務の効率化を目指してアウトソーシングが進んできており、そのメーカーに対するパートナーとして、我々へのニーズは高まる一方です」と、ES事業本部 マネジャー の笠松修次氏は言う。

 笠松氏は現在、新卒や中途で入社されるエンジニアの卵への研修を統括する立場だ。1〜2カ月の研修を通じ、現場のニーズに合わせたスキルアップを目指しているという。自らもエンジニアでスタートし、マネジャー職を経て、この立場になった。

 「現場のエンジニアからリーダーへ、そしてプレイングマネジャーへと立場をステップアップするもよし、一貫して現場に留まってスキルアップを究めるもよし。トランスコスモスでは、いろいろなキャリアプランに対応できます。プロジェクトの内容もさまざまですから、きっと皆さんに適した仕事が見つかることでしょう」と笠松氏は言う。

 当然ながら、個々のプロジェクトに関わる期間は短い。近年では、どのメーカーも製品開発サイクルを短縮する傾向にあるから、そのサイクルは早まる一方だ。しかし、そんな中でも、何年も同じ会社で数々のプロジェクトをこなし、専門性を究めたエンジニアもいる。笠松氏によると、顧客の設計者へ教育をするエンジニアも多いという。

 モノ作りの仕事には、やりがいも多い。

 「自社開発した製品が形となって世に出る、これから世に出る製品を作っているという喜び、達成感は何ともいえません。また、お客様から満足や感謝の言葉をダイレクトにもらえるのも、嬉しいことです」(笠松氏)

 笠松氏自身、ある自動車メーカーで「やはりトランスコスモスのエンジニアはすごいですね」と言われたことがあるそうだ。同じようなアウトソーシング事業者がいくつか入っている中で、トランスコスモスのチームが、他社にできなかった大きなプロジェクトを成功させたときの言葉だという。

 そして、向上心が、その喜びをさらに強くするのだと笠松氏は強調する。

 「エンジニアはパイオニアです。設計開発の現場は常にチャレンジの連続ですから、何事にもチャレンジ精神を持って取り組んでほしいですね。向上心が最も重要です。そして当社には、向上心のある人を支える体制があります。研修体制だけでなく、お客様先にもマネジャーやシニアスタッフとして先輩の社員が一緒に働いており、目標となるエンジニアがきっといることでしょう。そういう人からも、実地でOJTやフォローを受けられます。貪欲に勉強し、そして仕事を楽しんでください」(笠松氏)


「顧客のビジネスを理解したWebサイトを。企業の課題解決がキーワード!」

 デジタルマーケティングサービス総括 Webインテグレーションサービス本部(以下、WIサービス本部)では、コンテンツ制作からシステム開発まで、幅広いサービスを手掛けている。Webサイトに関わるビジネスと言えば、Webサイトの新規構築やデザインリニューアルを想像する人も多いことだろう。しかし最近では、そうした案件に加え、Webサイトをビジネスの1つのチャネルとして捉え、どのように活用していくのかを戦略的に考える必要性を求められるものも多くなってきていると、WIサービス本部 WIサービス統括部 企画開発一課 課長の塩川 慶太氏は指摘する。つまり、販売、サポートのルートの一つとして、既存のチャネルと同じく、緻密な戦略を立てて使おうとするケースが増えているのだ。いきおい、制作側であるトランスコスモスに対しては、サイト全体の上流からの課題解決が求められる傾向が強まっている。

 「このような案件が増えている理由としては、複数の制作パートナーを使ってサイト運用を行っているお客様が、日々の運用や制作パートナーをコントロールすることに追われ、ご担当者本来の業務である戦略などを考える部分に注力できていないことがあげられます。それを改善するひとつの手段として、上流工程から制作工程全体を一社にまとめてアウトソーシングできるパートナーを求める企業が増えているのでは」(塩川氏)

photo デジタルマーケティングサービス総括 Webインテグレーションサービス本部 WIサービス統括部 企画開発一課 課長 塩川 慶太氏

 そのため、デザイナーやHTMLコーダーなどWebサイト制作に必要とされてきた人材もさることながら、今後は制作工程全体をマネジメントすることができる人材を強く求めていると塩川氏は言う。

 「制作分野だけにとらわれるのでなく、サイト運営に関わるインフラやシステム開発、CMS(コンテンツマネジメントシステム)などのツールについても一通りの知識を持っており、それらの知識を活用し課題解決ができるプロデューサー的な人材を求めています」(塩川氏)

 これまでにない人材像が、どうやら今後は強く求められているようだ。制作スキルはもちろん、幅広い知識と顧客とのコミュニケーション能力が欠かせないという。

 「顧客が抱えている課題を解決するプランを立案することも求められていますので、そのために必要なタスクを洗い出し、優先順位をつけるといった『物事を整理する能力』、そして実際のプロジェクトをマネジメントしていく『マネジメント能力』を持った人が不可欠です。」(塩川氏)

 こうした、Web制作における新しい性格の課題をこなすことは容易な業務ではないが、その一方でやりがいも強いという。


 「Webは、結果を数字で出しやすい。だから実施した施策に対する効果を明確に確認することができます。顧客とともにその効果を確認し、課題を解決できたときは、やはり非常に嬉しいですね。一方、このような業務は何らかの仮説を立て、顧客も納得した上で取り組むものですが、必ずしもたてた仮説が良い結果に結びつくとは限りません。なかなか数字に反映されない場合には、その原因を見極め次の打ち手を考え抜きます。PDCAサイクルを顧客とともに回していくのです」(塩川氏)

 WebディレクターやWebプロデューサーとなれば、まさに現在進行形で発展中の職種と言えそうだ。「社内、社外研修などスタッフのスキルアップには力を入れているので、適性がある方なら大きく伸びるチャンスもあります」と塩川氏は言う。

 このような職種を目指す上で、WIサービス本部は、一般的なWeb制作会社とは違うメリットがある。顧客からの直接受注がほとんどで、しかも制作のみならずシステム開発やインフラの構築・オンサイトサービスなど多様なサービスも部門としては手掛けている。

 「規模が大きくやりがいのある仕事が多いので、キャリアを磨ける職場だと思います。顧客も我々も、プロジェクトには真剣に取り組んでいますから、ぜひそこに入り込んできてほしいのです。」(塩川氏)


「お客様から頼られ、感謝の言葉をもらえる、やりがいのある業務です」

 ビジネスプロセスアウトソーシングサービス総括 (以下、BPOサービス総括)では、主に企業内ヘルプデスクのサービスを提供している。例えばWindowsやOfficeアプリケーション、あるいは企業の独自システムについて、その操作方法や操作ミスの修正方法、より便利な使い方の相談などに対して電話やメールを通じて回答を行い、さらに、より効率的・合理的にITを活用してもらえるよう、さまざまなサポートや改善提案をしてゆく役割だ。

photo ビジネスプロセスアウトソーシングサービス総括 チーフ 大塚奈保子氏

 企業内により深くITが浸透していく中で、エンドユーザーである従業員に対しIT利用の案内を行う「ヘルプデスク」業務の重要性は増加する一方。人材の需要も高まるばかりだという。

 BPOサービス総括では、それぞれのお客様企業にチーム単位で出向・常駐し、各企業の社員の方々に対してサポートを行う。チーム内では、電話窓口となる一次サポート、エスカレーションされた高度な質問に対応する二次サポート、そして全体を調整する事業所の責任者など、複数の段階に分かれてそれぞれの役割・ミッションを遂行する。

 BPOサービス総括 チーフの大塚奈保子氏は、「人に感謝されているという感覚をダイレクトに味わえるという点で、非常にやりがいのある業務だと思います。お客様に電話口で『ありがとう』とか『回答が早かったね』とか、あるいは『おかげで助かったよ』といった言葉をかけてもらえると、本当に救われる思いがしますね。また、事業所の責任者ともなれば、自身の裁量で判断を任される部分も増えてきます。その意味では、責任の重い、大変な仕事であるとも言えますが、そうしたプレッシャー以上に、『自分が誠心誠意サポートにあたっているからこそ、このお客様からの信頼を勝ち得ているんだ』という実感、自負を得ることができます。それが快感になるんですよ」と語っている。


 BPOサービス総括では、未経験からでも、きちんとヘルプデスク業務を行えるよう、綿密な研修体制が整っている。

 「中途入社者には、ITの基本知識に関する講義やロールプレイングを中心とした、初期導入研修を必ず実施しています。さらに、お客様企業先においても、業界・業務についての知識、またシステム操作についてのレクチャーを必ず行います。現場でのOJTをきちんと実施しますので、未経験でも全く問題なく仕事していただけます」(大塚氏)

 ヘルプデスクとして一人前になるまでには、こうした人材育成に充分な時間をかけているという。前職での経験など、得意分野を生かして活躍する人も多い。「塾や学校での講師職など、人にものを教える仕事のご経験者や、営業事務や販売職など、人と接する仕事が好きだといった方には、その能力を生かしやすい仕事だと思います」と大塚氏は言う。ちなみに大塚氏自身は、証券業界の営業職を経験しており、その「話をする仕事」の経験がヘルプデスクでも役立ったという。

 周囲のスタッフの存在も、成長していく糧になっているようだ。

 「幸いにして、現在は尊敬できるスタッフに囲まれて仕事をしています。しかも、そういう人たちが厳しく言い合えるような風土があります。その意味では刺激的な環境ですね。良い意味で、日々緊張しています」(大塚氏)

 もちろん、キャリアアップのチャンスも多い。例えば、チームのリーダーや事業所の責任者等、マネジメント方面でのキャリアパスがある。

 「入社して一番最初に目にするのは責任者ですから、キャリアステップとして、事業所責任者を目標にするのも良いと思います。事業所が300近くあるのであれば、その数の責任者がいるのです。責任ある立場の者がこれだけいる会社というのも、そうざらにはないと思います」(大塚氏)

 また、現場以外にも、マネジャーやコンサルティング、教育研修や新規事業開発など、さまざまな企画系業務を推進してゆく本部スタッフという道もある。

 とにかく、いろいろな仕事、キャリアステップの可能性があると大塚氏は強調する。

 「どんな仕事からスタートするにせよ、BPOサービス総括で築いた自分のキャリアは決して無駄にはなりません。“読む・聞く・話す・書く”、いずれの方向に対してでも能力を生かせる仕事が揃っているのですから、自分の得意なところを伸ばせる仕事を、必ずや見つけることができるはずです。同じ職場で、一緒に頑張りましょう」(大塚氏)


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提供:トランスコスモス株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年10月23日