日立は、仮想化機能を搭載したディスクアレイのエントリーモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」を発表した。
日立製作所情報・通信グループは9月11日、仮想化機能を搭載したディスクアレイサブシステムのエントリーモデル「Hitachi Universal Storage Platform VM」(USP VM)を発表した。
同製品は、5月に発表した大規模向けストレージ「Hitachi Universal Storage Platform V」(USP V)が備えるエンタープライズクラスの機能を、標準の19インチラックに搭載できる筐体サイズで提供する、エントリー向けシステム。
USP V同様に、ストレージの物理容量に依存せずにサイズの大きな仮想ボリュームを定義できるボリューム仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を搭載しているほか、外部ストレージの仮想化については、従来の6倍の最大96Pバイト(ペタバイト)に、ボリューム数を4倍の最大64000ボリュームに拡大した。
また、性能面では、ディスクドライブへの転送速度を従来の2倍に当たる4Gbpsに強化。さらにプロセッサの処理速度も2倍に向上させているという。
価格は、ファイバチャネル8ポート、サブシステム物理容量357Gバイトで4887万9600円から。9月12日から販売を開始し、出荷は10月1日からとなっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.