ベイシス、組み込みOS向け日本語形態素解析モジュールを開発

ベイシス・テクノロジーは、組み込みOS向け日本語形態素解析モジュールを開発した。モバイルアプリケーションなどで利用できる。

» 2007年09月19日 12時27分 公開
[ITmedia]

 ベイシス・テクノロジーは9月19日、同社の組み込み向け日本語形態素解析モジュール「Rosette」が、Microsoftのモバイル機器向けOSのWindows Mobileおよび組み込み向けのWindows Embedded CEに対応したと発表した。

 Rosetteは、日本語のテキスト情報を単語に分割し、地名や人名、商品名、会社名などの検索やキーワード抽出といったテキスト情報解析が行える。GoogleやYahoo!、Windows Live Search などのPC向けの大手検索エンジンでも利用されている。

 携帯電話やポータブルマルチメディアプレーヤーなどの情報端末は、高機能化やアプリケーションの多様化に伴って高度なテキスト情報解析機能の実装が求めれている。だがメモリ容量などのリソースの制限から、単語間にスペースがなく文法も複雑な日本語テキストの処理機能の実装は容易ではないという。

 今回の対応により、モバイルアプリケーションなどで日本語テキスト情報の解析や検索、索引付けなどが可能になるため、アプリケーション開発者は機能の高度化に集中でき、開発を効率化できる。

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