Windriverは、Freescaleのデュアルコアプロセッサ「MPC8572」に向けたマルチコアソリューションのデモンストレーションを実施した。
米Windriverと米Freescale Semiconductor(Freescale)は9月24日(米国時間)、テキサスで行われたPower.org主催の「第1回 Power Architecture Developer Conference」にて、Freescaleの「MPC8572デュアルコアプロセッサ」に向けたマルチコアソリューションのデモンストレーションを実施した。
MPC8572プロセッサは、最大1.5GHzのクロックスピード、2つのPower Architecture e500コア、機能拡張されたペリフェラルなどを提供するほか、SOI銅配線の90ナノプロセス技術によって、電力消費を抑えることができる製品だ。
今回Windriverは、同社のVxWorksリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を、対称型マルチプロセッシング(SMP)に対応させることで、ソリューションを最適化した。開発効率が向上し、同ソリューションを採用した商品の製品化までのコストと期間が大幅に短縮された。
MPC8572プロセッサ上で稼働するSMPソフトウェアのデモンストレーションが公開されたのは今回初めてだという。
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