NEC、メモリDB搭載の量販店向けERPパッケージを拡充

NECは、データを高速処理するメモリDBを用いたスーパー/量販店向け業務パッケージシリーズのラインアップを拡充した。

» 2007年10月10日 19時05分 公開
[ITmedia]

 NECは10月10日、データを高速処理するメモリDB(データベース)を用いたスーパー/量販店向け業務パッケージ「DCMSTORE」シリーズのラインアップを拡充した。

 流通業界では、サーバに搭載できるメモリ容量の増大や、メモリの低価格化などに伴い、商品や顧客分析の迅速化や、発注管理などの基幹業務の効率化が必要とされている。従来のRDB(リレーショナルデータベース)システムでは、分析に多くの時間が掛かるなどの問題があった。

 すべてのデータをメモリ上に展開し、処理速度を高めるメモリDBを搭載したDCMSTOREシリーズに、今回新たに、顧客の購買データをリアルタイムに分析し、チラシやクーポンなどの販促効果を検証する「DCMSTORE-CRM」と、量販店における衣料品の発注販売/在庫管理を行う「DCMSTORE-FMD」が加わった。

 2007年2月にDCMSTORE-FMDを導入したスーパーマーケットのライフコーポレーションは、衣料品販売事業において、店舗の販売情報を一元管理し、購買データをリアルタイムに把握/分析することで、発注精度の向上や欠品の削減などを進めている。

 DCMSTOREシリーズの販売目標は、今後3年間で200億円。

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