NEC、「CLUSTERPRO X」のパートナー制度を中国初設立

NECは、高可用性ソフトウェア「CLUSTERPRO X」シリーズのパートナー制度を中国で初設立した。パートナーへのチャネルポリシーや製品販売などの内容を定めたもの。

» 2007年10月12日 16時41分 公開
[ITmedia]

 NECは10月12日、中国で高可用性(HA)クラスタソフトウェア「CLUSTERPRO X」シリーズのパートナー制度を設立した。日本以外での制度設立は初。

 同制度は、パートナーへのチャネルポリシーや製品販売、技術面の支援、キャンペーン内容などを定めたもの。子会社の日電卓越軟件科技(北京)有限公司が制度を進める。

 中国では市場の拡大とともに、企業にリスクマネジメントの考えが普及している。それに伴い、業務停止などを回避するためにIAサーバの使用率が高まっているという。こういった背景の下、パートナー制度が設立された。

 CLUSTERPRO Xシリーズは、サーバ障害発生時において、正常稼働しているサーバに処理を自動的に切り替えるフェイルオーバー機能を利用し、サーバの可用性を高めるクラスタソフトウェア。WindowsやLinuxなど異なるOSプラットフォームを持つシステムにおいて、複数のクラスタ群を統合管理できる。クラスタシステム内で共有ディスク構成とミラーディスク構成を併用できるほか、パーティション単位で「N:1スタンバイ」構成に対応するなど、システム構成の自由度を高めるのが特徴。

 今後、NECおよび日電卓越軟件科技(北京)有限公司は、現在13社のパートナーを今後3年間で40社に増やす見込み。

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