MS、Windows HPC Server 2008のβ版リリース

Windows HPC Server 2008の正式版は2008年後半に提供される予定だ。

» 2007年11月14日 14時45分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは11月13日、高性能コンピューティング(HPC)向けOS「Windows HPC Server 2008」の公開β版をリリースした。

 HPC Server 2008はWindows Server 2008をベースに、生産性、拡張性、管理機能を強化している。「Windows Compute Cluster Server 2003」の後継OSで、新しい効率的なクラスタ管理ツール、高度なフェイルオーバー機能、SOA(サービス指向アーキテクチャー)ジョブスケジューラなどを備える。

 「HPC Server 2008により、顧客はTop500スーパーコンピュータの最も効率的なクラスタ並の拡張性と性能を実現でき、配備や利用、社内環境の高度なHPCとの統合をより生産的にできる」とMicrosoftは発表文で述べている。同OSで2048コアのテストクラスタをアップグレードしたところ、LINPACKベンチマークスコアが30%向上したという。

 β版はMicrosoftのサイトからダウンロードできる。正式版のリリースは2008年後半の予定。

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