アプティ、液晶モニターへ取り付け可能なシンクライアントに廉価版を追加

アプティは、従来機種に比べて設置面積を6割以上縮小させた小型のシンクライアント端末の低価格版を発売する。

» 2007年11月22日 11時07分 公開
[ITmedia]

 アプティは11月22日、省スペースのデスクトップ型シンクライアント端末シリーズとして、OSにWindows CEを搭載する「SecureTerminal T300E」を発売した。12月18日から出荷する。

 T300Eは、従来機種「T511」と比べて設置面積を約63%縮小化させた小型シンクライアント端末「T311」シリーズと、ほぼ同等の性能を有する。T311シリーズではOSにWindows XP Embeddedを採用したが、T300Eではライセンス価格が廉価なWindows CE 5.0を採用。製品価格はともにオープンだが、新製品は1割強ほど割安になるという。

SecureTerminal T300E

 T311シリーズとT300Eは、IBMメインフレームおよびIBM System i5(iSeries、AS/400)の端末エミュレータを搭載し、Microsoftのターミナルサービス、Citrix Systemsの「Citrix Presentation Server」、GraphOnの「GO-Global」、Propalmsの「Propalms TSE」、2Xの「2X ApplicationServer」の各システムでも利用できる。T311シリーズと比べ、対応アプリケーションが少ないT300Eは特定業務などでの使用に適しているという。

 同社では発売初年度に5000台の販売を見込む。また、SecureTerminal全体では2011年度に国内シェア15%(7万5000台)を計画している。

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