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SaaS市場拡大のエンジンはスマートフォンの普及か (1/2)
企業導入の進むSaaSだが、現在のサービスはオフィス利用を前提にしたものが多い。SaaSの次なるトレンドはスマートフォンや携帯電話の利用になりそうだ。
現在、企業向けに提供されているSaaSの多くがオフィス内からの利用を想定したものが多い。SaaSはインターネット環境があれば利用できるため、通信機能とブラウザなどが搭載されていればデバイスの種類は問われない。11月28、29日に開催された「SaaS World 2007」では、スマートフォンや携帯電話の活用が、SaaSの次なるトレンドとして紹介された。
モバイル端末でのSaaS利用を本格的に提唱するのが、マイクロソフトとKDDIだ。両社は6月、au携帯電話やPCでシームレスにSaaSを利用できることを目指して提携した。この提携では、マイクロソフトとKDDIが提供するプラットフォームを利用して、ソフトウェアベンダー各社もサービスを提供できるようにする。具体的なサービスの1つとして、会社ドメインのメールとスケジュール機能がau携帯電話で利用できる「KDDI Business Outlook」が来年3月から開始される予定だ。
両社では、12月からパートナーシッププログラム「Business Port Support Program」の参加募集を始める。特徴について、KDDIソリューション事業統括本部戦略企画部の大貫祐嗣担当部長は「通信事業者としてできることはプラットフォームに徹すること。シングルサインオンによる認証や課金・収納、システムインフラなどサービスの根幹を成す部分は、当社とマイクロソフトで提供する。初期投資を要する部分をわれわれが担保し、パートナー企業はサービス提供に注力する。この枠組みでSaaSを普及させたい」と話す。
KDDIの大貫祐嗣氏プログラムでは、このほかにBREWアプリケーションの開発支援やデータセンターのホスティング、ヘルプデスクサービス、共同販促と多岐にわたる。「プログラムへの加入からサービスインまでは、ケースによるが3カ月〜6カ月程度になるとみている。具体的なサービスメニューの登場は、来年春以降になるだろう」(大貫氏)
ユーザー企業側は、KDDI Business OutlookのID情報などを用いてCRMやSFA(営業支援システム)、人事・給与、ERP、ビジネスインテリジェンスといったベンダー各社が提供するアプリケーションサービスを月額制で利用でき、KDDIが一括請求する利用イメージだ。
サービス内容にもよるが、利用に際してはPCと携帯電話の双方に対応するものが多くなるとみられる。モバイル利用について大貫氏は、「PCは苦手でも携帯電話を使う人は多い。モバイルでSaaSに慣れることで、PCの利用促進が期待できる」とメリットを強調する。
[國谷武史,ITmedia]
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