米Gartnerが発表した2007年の世界半導体市場の売り上げ見通しで、ベンダー別のシェアの3位に東芝が入った。
米Gartnerが12月14日に発表した2007年の世界半導体市場の売り上げ見通しで、ベンダー別のシェアの3位に売上高が対前年比で27.8%増加した東芝が入った。2006年は6位だった。
東芝の半導体売上高は125億ドルに達し、対前年比27.8%の大幅増収となった。NAND型フラッシュメモリ、携帯電話向けCMOSイメージセンサー、液晶テレビ、ゲーム機器や次世代DVDといったデジタル民生機器向けのASIC(特定顧客向けIC)やASSP(特定用途向けIC)が成長をけん引した。
1位のIntelと2位のSamsung Electronicsは前年と変わらずだった。
Intelの売上高の成長率は市場平均の2倍以上となる8.2%だった。モバイルPC向けの出荷の伸びが堅調だったことが主な要因。デスクトップとサーバ向けの製品ラインも強化し、AMDからシェアを取り戻したという。2位のSamsung Electronicsは、DRAMの価格下落の影響を受けたため、売上高は対前年比3.5%の成長にとどまった。
市場全体の売上高は前年比2.9%増の2703億ドルとなっている。
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