Mac OS Xユーザーにとって不満の残る「Office 2008」(3/4 ページ)

» 2008年01月15日 19時22分 公開
[Tiffany Maleshefski,eWEEK]
eWEEK

優れた再現性

 おそらくファイルフォーマットの互換性は、はるかに安価なiWork '08や完全に無償の「OpenOffice 2.3」よりもOffice 2008をIT部門が選択する最大の理由であろう。これらの非Microsoftアプリケーションと比べると、Office 2008はWindows版Microsoft Officeのドキュメントとの親和性がはるかに高いことが分かった。

 Office 2008 for Macのファイル変換の再現性をテストするため、筆者は昨年のiWork '08のレビュー(下記のリンク参照)でiWorkのプレゼンテーション/ワープロ/表計算アプリケーションをテストするのに使ったのと同じファイルグループを使用したが、前回のテストで遭遇したようなフォーマット問題は一切起きなかった。

Apple iWork 08 Provides Simple But Solid Spreadsheet App

Apple's Pages 08 Is All Grown Up

Apple's Keynote 08 Delivers Simple Sophistication

 さらに、Office 2007のOOXMLドキュメントのテストも行ったところ、従来のバイナリフォーマットのテストの場合と同じく、新しいOOXMLファイルはOffice 2008でも問題なく利用できた。Office 2007と同様、OOXMLはOffice 2008でもデフォルトのフォーマットになっているが、従来のフォーマットでドキュメントを保存するオプションも用意されている。Microsoftによると、Office 2004ユーザーがOOXMLファイルを扱うためのコンバータは、Office 2008が店頭に並んでから約8週間後に提供する予定だとしている。

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