GWTには後記の4つのコンポーネントが含まれている。
プログラマーとして気になるのは、こうした自動変換というプロセスを経て生成されるコードのパフォーマンスであろう。まずサイズに関して言うとGWTで生成されるコードは非常に小型であり、これをさらに圧縮してキャッシュすることにより、エンドユーザーが1度にダウンロードする必要のあるコードは数キロバイト程度に収まるようになるはずである。生成されるコードそのものの品質は、特に大型プロジェクトの場合においては手書きのJavaScriptと同程度(あるいはそれより高品質)と思っておけばいいだろう。
またGWTの開発陣の主張を信じるなら、バージョン1.5ではさらなる品質向上が達成されるものとされている。いずれにせよ全種類のWebブラウザを網羅するためのデバッグ作業に取られる時間を節約できることは、アプリケーション本体の開発活動に回せる余裕を増やせることを意味し、最終的なアプリケーションの機能および完成度を高める方向に寄与するはずである。
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