マイクロソフト、電力会社向けのVisioステンシルを無償提供

マイクロソフトは、Microsoft Office Visio 電力会社向けステンシルを2月15日から4月末日までの期間限定で無償提供すると発表した。

» 2008年01月28日 18時23分 公開
[ITmedia]

 マイクロソフトは1月28日、電力会社の現場における文書、作図作業における原価低減と品質向上の支援を目的に、Microsoft Office Visio 電力会社向けステンシル(シンボル・図形)を2月15日から4月末日までの期間限定で無償提供すると発表した。

 無償提供するシンボル・図形と点数は、電気回路用シンボル集が約1200点、配管アイソメ図形が83点、原子力設備図形が10点。

 顧客の要望に沿い、電気回路用シンボル集、配管アイソメ(等角投影図)図形、原子力設備図形の一部を、パートナー企業の協力を得てステンシル化した。これにより、手作業で時間のかかった作図作業を、正確で標準的な手法で作成できるようになる。

 さらに、電気回路図では機能拡張により、従来高価なシステムでしか実現できなかった送停電シミュレーションも可能。電力会社では、企業ごとにCADや専用の作図システム、専用のシミュレーションシステムが必要だったが、Visioでは図形そのものにプロパティ情報を持つことができるため、作図やシミュレーションをVisio上で行い、大幅な原価低減と工数の削減を図ることが可能としている。

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