米IBMは「IBM InfoSphere Master Data Management (MDM) Server」の提供を開始したと発表した。
米IBMは1月30日(現地時間)、企業が顧客、製品、口座に関するデータを集中管理し、全社的に利用できるようにする新しいソフトウェア「IBM InfoSphere Master Data Management (MDM) Server」の提供を開始したと発表した。
InfoSphere MDM Serverは、顧客、製品、口座、サプライヤー、住民、従業員、見込み客、ゲスト、代理店、品目、バンドル製品、部品、契約などさまざまなマスターデータを管理する機能を、すぐに実務利用できるパッケージとして提供する。
データの作成、閲覧、編集を行うための機能やセキュリティルールを提供している。分析機能も搭載しており、日常のビジネス処理に利用することで、セールス、マーケティング、財務にまたがる業務を改善できる。
マスターデータとは、組織の運営や重大な経営判断を実行する際の基盤となる情報のこと。多くの企業ではマスターデータが複数のフロントオフィスおよびバックオフィスの情報システムなどに分散しており、全社的レベルでのデータ共有が不可能な状況になるなどの弊害が生じている。
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