SAS、顧客との関係を構築する新BIソフトを発表

SAS Institute Japanは企業が顧客との関係構築に必要となる分析、対応、効果測定機能を包括的に提供するソフトウェア群を同日から出荷すると発表した。

» 2008年02月06日 18時32分 公開
[ITmedia]

 ビジネス・インテリジェンス(BI)ソフトウェアを提供するSAS Institute Japanは2月6日、企業が顧客との関係構築に必要となる分析、対応、効果測定機能を包括的に提供するソフトウェア群を同日から出荷すると発表した。

 提供するのは「SAS Customer Intelligence Suite」。利用することで、顧客中心型のビジネスモデルを包括的に実現できるという。

 新製品を構成するのは、コンタクト戦略の立案などにおいて、Web、コールセンター、POS、ATMといった顧客チャネルに、現場の意思決定支援材料などをリアルタイムに配信する「Real-Time Decision Manager」、電子メール、携帯電話、RSSなどのデジタルチャネルを活用したマーケティングコミュニケーションを実行する「Digital Marketing」が含まれる。

 加えて、顧客を理解し、適切なコミュニケーションを実施し、その効果を検証する一連のマーケティングプロセスを支援する「Marketing Automation」、マーケティング活動で得られた情報などを考慮し、最小のコストで最大の効果を得るキャンペーン戦略を策定するなどキャンペーンの最適化を実現する「Marketing Optimization」も提供する。

 通信、クレジットカード、銀行、小売、通販業などの消費者マーケティングを大規模かつ高度に実施する企業を主な対象に、1年間で約50サイトの新たな顧客獲得を目標としている。

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