コミュニケーションビジネスアヴェニュー、オープンソースベースのIP-PBX発売

コミュニケーションビジネスアヴェニューは、IP-PBXのオープンソースソフトウェアを利用した「trixbox Pro」を発売した。

» 2008年02月06日 21時00分 公開
[ITmedia]

 コミュニケーションビジネスアヴェニューは2月6日、米Fonalityが開発したIP-PBXシステム「trixbox Pro」の販売を開始した。中小企業やコールセンター向けに展開する。

 trixbox Proは、IP-PBXのオープンソースソフトウェア「Asterisk」をベースにFonalityが40万行のソースコードを追加して商用に耐えるよう改良した。内線通話に求められる保留・転送などの基本機能を備えるともに、遠隔からの保守・監視、ソフトウェアの自動更新、設定ファイルのバックアップなど、運用管理のしやすさも特徴とする。Fonalityではデータセンターで24時間体制の遠隔監視も行っており、障害対応の強化を図っているという。

 また、標準で「HUD(Head Up Display)」と呼ばれるソフトフォンツールを搭載している。同ツールを利用してPC上からクリック操作で発信や転送、保留、電子メール、チャットなどの操作ができる。コールセンター向けのHUDでは受発信の分配管理、通話録音、割り込み通話制御など機能が追加され、オペレーターの業務効率の向上につながるとしている。

 ライセンス体系は月額課金または一括購入の2種類。一般企業向けのエンタープライズ版の料金は、利用回線10回線までの場合で月額が1290円、一括購入が3万2500円、コールセンター版は同じく月額が2600円、一括購入が6万5000円となっている。

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