米Sybase、仮想化技術を組み込むデータベースの最新版を発表

米Sybaseは、リレーショナルデータベース管理システムの新版を発表した。仮想化技術を基盤に、共有ディスクを使ったサーバクラスタ環境にデータベースを導入する際の手間を軽減する。

» 2008年02月21日 16時35分 公開
[ITmedia]

 米Sybaseは2月19日、リレーショナルデータベース管理システムの新版を発表した。仮想化技術を基盤に、共有ディスクを使ったサーバクラスタ環境にデータベースを導入する際の手間を軽減する。パフォーマンスや可用性についてのSLA(Service Level Agreements)の順守や、最適なリソース活用によってハードウェアコストや電気代を削減することも特徴という。

 発表したのはデータベース製品「Adaptive Server Enterprise(ASE)Cluster Edition」。仮想化技術「Virtualized Resource Management(VRM)」を組み込んだ。VRMはオンデマンドで変更できる物理クラスタの仮想ビューにアプリケーションワークロードを示すことで、システムの導入、設定、保守を簡素化できる。

 ASEは中小規模から大規模なデータベースシステムまで、OLTP環境で大量のトランザクションを信頼性の高い方法で処理しなければならない金融サービス、通信、小売業、政府機関などの企業が導入しているという。

 提供は米国のみで、現状日本での提供については未定。

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