フリールド氏は、まだ就任まもないことを強調し、ほかにもやるべきことがあるだろうと述べた。
「Red Hatのような企業に入るといえば、それは消火ホースで水を飲むようなものだと多くの人に言われるだろう。わたしの場合は確かにそうだった。そして、いつだってそれを楽しんできた」
これまでところ、就任して一番驚いたのは「誰もがオープンソースに深い思い入れがあることだ。経営陣も例外ではなく、Red Hatの文化の一部になっている。前にも言ったことがあるが、そうした思い入れが実際に機能し、すべての意思決定を特徴づけているのをこの目で見ようとは思っていなかった。その上、倫理的に行動しようと努めているのだ。企業のトップがそうした姿勢でいれば、それはおのずと社内のすべての人に広がっていくものだと思う」
こうした姿勢を保てれば「Red Hatはこの先数十年間に非常に多くのことを成し遂げるだろうし、それはFedoraにとっても決して害にはなるまい。われわれの立ち位置は今コミュニティーにあり、これからもずっとそうだ。それはリソースを提供している特定の企業にどうにかできるものではなく、コミュニティーが一緒になってこそ可能になるものだ。だが、われわれのコミュニティーにRed Hatのようなパートナーがいれば、われわれの地平ははるかに広いものになる」
Bruce Byfield コンピュータ・ジャーナリスト。Linux.comとIT Manager's Journalに多く寄稿している。
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