次世代DVD戦争の終結が生んだ、ユーザーの置き去り問題?オルタナブログ通信(2/2 ページ)

» 2008年03月10日 14時13分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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CDやDVDに記録したデータは永遠か?

 多くのPCではまだ、CDやDVDが活躍している。メディアもずいぶんと安価になってきたので、記録メディアとして使いやすいことも理由の1つだろう。

 しかし、筆者が最近気になっていたことがある。岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」誰かCDやDVDに焼いたデータは永遠だと言った?でも取り上げられているのだが、一部のパソコン雑誌などで、「ハードディスクなどは寿命があるので、大事なデータはCD-R、DVD-Rに保存しよう」という物を目にするようになったのだ。もちろん、バックアップメディアとして筆者もCD-ROMやDVD-Rを利用しているが、それらの記事の中には、ハードディスクには寿命があるが、これらのディスクは半永久的といった記述が存在する。

 しかし、岩永氏も指摘しているがこれは大きな間違いであり、CD-RやDVD-Rにも寿命があるのだ。これは注意しなければならないだろう。データが無くなってからでは遅いのだから。

出版不況はいつまで? 出版社の倒産相次ぐ

 出版不況は続いている。加藤恭子氏「きょこ コーリング」出版社は苦しいところも多いのでしょうか?アスコムも?でも書かれているが、意外とメジャーな書籍を出している出版社でも倒産の憂き目にあうような時代なのだ。その一方で、加藤氏がその前に投稿したデアゴスティーニという商売のように、成功している分野もある。

 しかし、最近複数の出版社が出しているパートワーク式の雑誌が、出版不況をさらに押し進めているような気がしてならない。これらの雑誌はスペースを取る上に、毎月膨大な種類のものが創刊される。たいていの雑誌は創刊号から数号だけが店頭に置かれて、続きは予約した人だけになったり、売れるもののみ置かれるようになって店頭から姿を消すが、それでも限りある書店のスペースを奪っていることに変わりはない。

 いったい、どうすれば出版物が売れるようになるのか。出版社は、正念場に来ているのかもしれない。

ケータイ小説と新聞小説は似ている?

 多くの新聞には連載小説がある。松尾公也氏「CloseBox and OpenPod」ネット経由で読む新聞小説では、ネット経由で新聞小説を読むことをしている。確かに、新聞小説は毎日掲載されているので、何日間か読み忘れるとストーリーは分からなくなるし、振り返るのも難しくなってしまいがちだ。これがネットでまとめて読めるのならば、面白い! というわけだ。

 松尾氏が読んだのは、朝日新聞の新聞小説で、会員サービス「アスパラ」で掲載されていることを知ってのことという。そこで松尾氏が気付いたのは、1話の分量の少なさとかが、いま話題のケータイ小説っぽいのではないかということだ。

 確かに盲点だった。これを工夫すれば、ケータイ小説の読者層を新聞小説に取り込むことができるのではないかというのだ。これは面白い指摘だと感じたが、読者はどう感じただろうか。

 最後に、このほかに気になった投稿を紹介しよう。

 岩永慎一氏「THE SHOW MUST GO ON」さようなら。Netscapeは、ついに来たかという思いだ。筆者はNetscapeはあまり使ったことがなかったが、一時はWebサイトの確認では必ず利用していた。時代の流れとはいえ、寂しい限りだ。

 高橋徹氏「代替案のある生活」春一番は、恐ろしかったぁ。。。。は、筆者も遭遇した。レジで会計をしていた時、店員が目を丸くして表を見たので、筆者も目を移すと、目の前の駐車場で物すごい砂ぼこりがまきあがっていたのだ。

 以上、オルタナティブ・ブログに2月21日から2月27日にかけての190近い投稿の中から、筆者の視点で幾つかピックアップさせていただいた。

 もちろん、本稿で取り上げることができたのはごくわずかに過ぎない。もし、本記事を読んで少しでも興味を持っていただけたならば、ほかの投稿にも目を通してほしいと思う。

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 ITの今を知る、新たな発見があるだろう。

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