国民性の違いなのか? Amazonで個人情報モロ見えの恐怖オルタナブログ通信(2/2 ページ)

» 2008年03月24日 18時38分 公開
[森川拓男,ITmedia]
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ビル・ゲイツ、世界一の座から滑り落ちる

 世界のビル・ゲイツが首位陥落――このニュースは、またたく間に報道され、テレビのワイドショーなどでもネタにされた(関連記事)

 過去13年間、世界一の大富豪だった氏が3位に転落したというのだから、何が起こったのかと話題になったのだ。

 ITmedia海外速報部・広瀬麻子氏「海外速報部ログ」ゲイツ氏の資産が減ったわけではなくでは、ビル・ゲイツ自身は前年に比べて20億ドルも資産が増えている事実を指摘している。つまり、ビル・ゲイツ自身はもうけたのに、それ以上の資産家が登場してしまっただけだというのだ。

 そして佐川明美氏「佐川明美の「シアトルより愛を込めて」」は、別の点に注目した。それは、世界の大富豪ランキングの4、5、6位に着目として投稿されたとおり、急成長を遂げるインドの富豪がベスト6内に3人も入ったことだ。

「ねじれ国会」は悪いことか?

 最近、テレビの政治ニュースを見ると、まるで決まり文句のように出る言葉が「ねじれ国会」だ。しかし、「ねじれ国会」が悪いのかというと、筆者は必ずしもそうは思わない。そもそも、二大政党制を目指して小選挙区制を取り入れたのならば、「ねじれ国会」が誕生するのは自明の理だった。参議院は3年ごとに半分しか入れ代わない。そして衆議院は、任期満了を待たずにいつ解散があってもおかしくはない。つまり、解散総選挙でダイナミックに与野党が入れ代わっても、同時に参院選があって同様にならなければ、「ねじれ国会」になってしまう可能性は常に秘められているわけだ。

 永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」問題は、「ねじれ国会」ではない でも、このことに触れている。

 国会が機能しないのは「ねじれ国会」のせいではない。党利党略でしか動けない政治家自身のせいである。われわれ有権者にできることは、このことをしっかりと監視して、その結果を実際の投票行動へと結びつけることだ。

mixi続報

 前回も取り上げたmixiの規約改訂問題に関連して、栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」では、3つの投稿があった。mixiの説明がまだよくわからん件についてと、負のネットワーク効果について他のSNSの利用規約はどうなっているかの、3つだ。

 このうち3つ目の他のSNSの利用規約はどうなっているかは、かつて筆者が「あなたのBlogは誰のもの」として書いたことにもつながる。ブログサービスのみならず、SNSでも同様に利用規約を確認する必要があるということだ。

 正直言えば筆者自身、前のコラムを書いて以降も、利用規約を熟読してから「許諾」していたかといえば自信がない。何かのサービスを始めるときに、長くスクロールしたり別ウィンドウに表示される長文の規約を読んでいると、サービスを始めたいという思いは覚めてしまうかのもしれない。しかし、規約をしっかり読んでから契約(登録)するというのは、当たり前のことで、やらなければならないことだろう。いざとなって不利益を被るのは、われわれユーザーなのだから。

 少なくとも、現段階で入っているサービスの規約を見直してみる必要はあるかもしれない。

 なおmixiの規約改訂に関しては、本稿執筆時点では、3月10日に発表された「現在社内において慎重に検討を進めております」という状況からの進展はない。ユーザー本位に立ち戻って、条文修正とQ&Aが公開されることを望むところだ。

 最後に、このほかに気になった投稿を、幾つか紹介したい。

 佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」海外映画の吹き替えは、吹き替えファンとして、いろいろ思うところがあった。特に、広川太一郎氏の訃報を聞いたいまとなっては、なおさらだ。筆者にとってロジャー・ムーアであり、ホームズであり、明智小五郎であった広川太一郎氏のご冥福を祈りたい。

 大迫正治氏「大迫正治 REPEDANT BLOG」日本語サイトに自動的にリダイレクトするWebサイトの老婆心が迷惑は、筆者も同感だ。同じように思うユーザーも多いのではないだろうか。

 谷川耕一氏「むささびの視線」やっぱり今年もe-Taxで苦労したは、これから申告する予定の筆者にとって興味深かった(本稿掲載時には申告終了予定)。e-Taxが普及しない理由が見えてきたような気がする。

 以上、3月6日から3月12日にかけてオルタナティブ・ブログに投稿された190近くの中から、筆者の視点で幾つかピックアップさせていただいた。

 いつものことではあるが、本稿は数多くの投稿の中から、ごく一部を取り上げたにすぎない。もし、本稿を読むことで「オルタナティブ・ブログ」に興味を持ってもらえたならば、ほかの投稿も読んでほしいと思う。

 「オルタナティブ・ブログ」では、「最新の投稿」「ブロガー・カテゴリー」などでRSS配信も行っている。リーダーなどを使って購読して読むことも可能だ。常に最新投稿をチェックできる。もちろん、個々のブログのRSS配信もしている。ブロガー一覧から、それぞれのブロガーページに飛べるので、ぜひ活用してほしい。新規参加ブロガーで、最近参加したブロガーから見ていくのもいいだろう。

 ITの今を知る、新たな発見があるはずだ。

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