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» 2008年04月03日 08時00分 UPDATE

今日から学ぶCOBIT:システム調達を人任せにしない――好みで決めるのもダメ (1/5)

ITの調達は、運用と同じくらい重要だ。「ウチの組織はITの専門家じゃないから」とか「全部ベンダにお任せしていますから」といった言い訳は通用しないのだ。

[谷誠之,ITmedia]

「調達と導入」ドメインについて

 「調達と導入」ドメイン(以下「AI」と略す)は、ビジネス要件を満たすITを効果的かつ効率的に調達し、導入するための段階である。ITの調達や導入には、あらかじめ予見できるもの、予見できないものを問わず、さまざまなリスクがつきものである。また、導入を予定しているITが、ビジネス要件をきちんと満たすかどうかの見極めも重要である。このようなプロセスがなければ、調達や導入そのものが目的になってしまいかねない(現場の人間にとっては、調達や導入をあれこれ悩むのも、楽しいものなのだが)。

 そして、具体的にどのような手段で調達を行うか、ということも明確にプロセス化しておく必要がある。AIドメインの特徴は、この「IT調達」に非常に重きを置いている点である。例によって調達に関してはそれぞれの企業の都合なるものがあるから、大上段に構えて「これが正解」というものは存在しない。しかし、大枠を作り出す考え方を学習することは、決して無駄にならないはずだ。

 さて、POにおいて定義されているプロセスは、次の7個である。


  • AI1 コンピュータ化対応策の明確化
  • AI2 アプリケーションソフトウェアの調達と保守
  • AI3 技術インフラストラクチャの調達と保守
  • AI4 運用と利用の促進
  • AI5 IT資源の調達
  • AI6 変更管理
  • AI7 ソリューションおよびその変更の導入と認定

 長くなるが、筆者なりの要約を加えつつ、それぞれの「コントロール目標−概要−」の部分を紹介する。

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