実際にCalcでの計算を行うには、まずにコマンドcalcを入力して、Calcのプロンプトであるセミコロンを表示させる。具体的にどのような計算ができるかは、後記の出力例でおおよその見当をつけられるだろう。
C-style arbitrary precision calculator (version 2.12.2.2)
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[Type "exit" to exit, or "help" for help.]
; ## 5の2乗
; 5 ^ 2
25
; 5 ** 2
25
;
; ## コメント行は##で始める
; /* このタイプのコメント文も使用可能 */
;
; ## 浮動小数点での除算
; 111 / 2
55.5
; ## 整数結果の除算
; 111 // 2
55
;
; ## ユーザー関数の定義
; ## 以下、簡易的な関数の定義法
; define f(x) = x*2
f(x) defined
;
; ## 以下、少し複雑な関数の定義法
; define g(first, second) {
;; first -= second;
;; first ** 2;
;; first // 1.5;
;; first++;
;; print "done";
;; return first;
;; }
g(first,second) defined
;
; ## 以下、ユーザー定義関数の使用法
; ## スペースの入力は省略可
; g( f(2), 3 )
done
2
;
; g( f(5), 1 )
done
10
;
引数を指定せずに起動させた場合、Calcはインタラクティブシェル上で実行される。逆に「calc 2+3」のように、計算式を直接指定した形で実行させることもできる。後者の場合は計算式の評価後にCalcも終了するが、-iオプション引数を指定しておくとインタラクティブシェルに移行するようになる。
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